【剣盾S32使用構築】挑発黒バドザシアン【最終1817/760位】
月末が土日だったので急遽参戦しました。
伝説2体環境初参戦でしたが、環境終盤にあってもなお様々な伝説の組み合わせと当たって面白かったです。
対面的な黒バドザシアン軸のテンプレ構築ではありますが、並びを固定して、技構成や立ち回りで勝てるように工夫したのでよかったら見ていってください。
【結果】
最終レート1817 / 760位
63勝44敗
【概要】
【構築経緯】
立ち回りのわかりやすい対面的な並びとして、ダイマエース+ザシアン+襷黒バドレックスからスタート。ダイマエースは、ダイアタックによるS操作からザシアン・黒バドの展開を容易にしてくれるエースバーンを選択し、これを基本選出とした。
黒バド・ザシアンそれぞれがメタモンにコピーされた時の引き先としてラッキー、アッキサンダーを採用。ラッキーには被選出率の高いガオガエンをステルスロックで削る役割を、サンダーにはウーラオスに強いザシアン受けとしての役割を求めた。
ここまでで重いホウオウ絡みに出せる駒として鉢巻霊獣ランドロスを採用し、構築を完成とした。
【コンセプト】
・対面的に戦う
・受けを削って黒バドorザシアンを通す
【個体詳細】
バドレックス@気合いの襷
特性:黒のいななき
性格:臆病
実数値:175-*-100-217(252)-121(4)-222(252+)
技構成:アストラルビット/サイコキネシス/マッドショット/挑発
ラッキー+スカーフ黒バドの並びを意識して挑発を採用。
ラッキー以外にも、ジガルデやルギア、ゼルネアスや竜舞バンギラスなどの展開を阻害できて何かと有効に働いた印象。
3ウェポン目の枠ははじめ悪巧みだったが、 悪巧みを積みたいポリ2絡みよりもガオガエンの方が構築的に重いのでマッドショットを選択した。
マッドショット+アストラルビットでラス1黒バドミラーに勝てるのがえらい。
ザシアン@朽ちた剣
特性:ふとうの剣
性格:いじっぱり
実数値:199(252)-220(76+)-136(4)-*-152(132)-174(44)
技構成:きょじゅうざん/インファイト/ワイルドボルト/でんこうせっか
調整:
HD:
・C202 (C252振り) 潮吹き 乱数1発(6.3%)
・C202 (C特化) 珠ダイバーン 乱数1発(6.3%)
・C217 (C252振り) +1 ダイホロウ 乱数1発(6.3%)
S:準速エスバ+3(リフレク持ちムゲンダイナ意識)
カイオーガ入りにラッキーを投げると、ラッキーが回復を強要されて展開不利になるので、ザシアンを初手に投げて対面的に戦っていくためにHD調整で採用。
じゃれつくを欲しい場面がほぼ無かったので、ホウオウナットにストレス無く戦えるインファ・ワイボ両採用とした。
初めてHDザシアンを使ったが、上記ダメ計の通り、環境トップのポケモンたちに突っ張る選択肢をとれるのがかなり使いやすかった。
エースバーン@命の珠
特性:リベロ
性格:いじっぱり
実数値:155-184(252+)-95-*-96(4)-171(252)
技構成:火炎ボール/ギガインパクト/不意打ち/アイアンヘッド
ダイマエース兼崩し枠。ザシアンに打つ火炎ボール、サンダーとダイマックスして撃ち合うためのギガインパクト、コピー黒バドに打つ不意打ちまでは確定で、残りの1枠には重いバンギラスに対して崩しを行うためのアイアンヘッドを採用した。
跳び膝蹴りでない理由は、格闘タイプになってしまうとザシアンの巨獣斬で上から倒されてしまうのと、メタモンにコピーされたときにラッキーで受ける選択肢を残すため。
対面ランドロスにダイマされると打ち負けるが、Sを上げさせなければ裏の黒バドザシアンで上から倒せるので、そのままダイマックスしていた。
サンダー@アッきの実
特性:せいでんき
性格:ずぶとい
実数値:197(252)-*-150(252+)-145-110-121(4)
技構成:放電/ぼうふう/みがわり/はねやすめ
ザシアン受けをヌオーにすると、ウーラオスに弱すぎるためアッキサンダーを採用。A特化ウーラオスの暗黒強打の乱数が大きく動くためHB特化。
こちらのザシアンがじゃれつくを持っていないので、HPを残しておけば1サイクル目でアッキの実を消費してもコピーザシアン受けとして機能する。
主に裏において、ラッキーからの引き先や数的有利をとってからの詰めとして使用したが、構築単位で重いラグラージに対しては初手から投げていった。
持ち物に関しては、対イベザシなどでラス1サンダー対ザシアンになることが多かったのでアッキの実としたが、ゴツメなら相手のザシアンが黒バドのアストラルビット圏内に入って勝てた試合もあったので諸説。
戦っていて思ったが、カイオーガが重いのでザシアンの技をインファ→炎の牙にしてサンダーの枠をトリトドンやガマゲロゲにするのも良さそう。要検討枠。
特性:自然回復
性格:のんき
実数値:357(252)-*-62(252+)-55-161(4)-49(-)
技構成:ステルスロック/甘える/歌う/たまご産み
コピー黒バド受け+ガオガエン入りの構築に対する崩しの役割を持つポケモンとして採用。対面からなら甘える込みで珠ランドのダイマックスも受け切れるので、主に初手に投げてステロを撒いていく。
ノーウェポンだと、襷メタモンにこちらの黒バドをコピーされた時に、挑発されて悪あがきしか打てなくなるが、メタモンの襷を削ればザシアン、黒バド、エスバで切り返せるので、割と困らなかった。
霊獣ランドロス@こだわり鉢巻
特性:いかく
性格:いじっぱり
実数値:165(4)-216(252+)-110-*-100-142(252)
ここまでできついホウオウ入りの構築に対する崩しとして採用。ランド+ザシアンでホウオウ入りには高い勝率を維持できた。
【選出と立ち回り】
・ vs
→ or
勝率60%(9/15)
多くの場合基本選出、ガエン入りにはラッキーを絡めるようにしていた。
相手も当然ミラーに対する回答を用意しているので、どこまでいっても5分5分の試合になるイメージ。
・ vs
→
勝率78%(7/9)
エスバのダイマをマンムーの堪えるなどで枯らされて、イベルにジェットを積まれたとしても、ザシアンが珠ダイバーンを最高乱数切って耐えるのでほぼ負けない。
エスバの初手展開を許してくれないカバルドンやラグラージが同居していると少し厳しい。
・ vs
→ or
勝率60%(3/5)
初手ザシアンから入ってカイオーガにワイルドボルトを撃たせてもらえるとだいぶ楽に戦える。
カバルドン入りには黒バド、ラグラージ入りにはサンダーを初手に投げた。
・ vs
→
勝率75%(3/4)
全力でザシアンイベル対面を作ることを目指す。
相手目線、こちらの初手ザシアン・ランド・エスバはダイナのリフレクターから展開でよくて、こちらの初手黒バドはイベルタル引きで間に合うので、初手ムゲンダイナが安定。と考えると予想。
それに対してこちらは初手黒バドで有利対面を作り、即ザシアンバックしてイベルタルを吊り出すと、相手はイベルを捨てるしかないので黒バドで詰めるルートが取れる。
この系統の構築以外を含めてもヌケニンの被選出率は0%(0/9)なので、割と再現性は高い動きだと思っている。
ちなみに一回だけ初手メタモンを投げられたことがあったが、技構成を見たらこちらの黒バドが襷であることはわかるので、同様にイベル吊り出しが成功した。
一回初手イベルを投げられてボロ負けした。
・ vs @1伝説
→ +( )から2体
勝率73%(11/15)
基本的には、初手ランドの蜻蛉返りからザシアンポリ2対面を作って、ホウオウ交代に合わせてワイルドボルトを打つことで崩していく。
@1伝説がの場合:エスバ
@1伝説がの場合:ラッキー
@1伝説がの場合:黒バドレックス
を優先的に選出するようにしていた
相手依存の立ち回りになることが多かったが、徹底して交代を読むプレイングを続けることで、全体勝率としては安定した印象。
・ vs @1伝説
→
勝率89%(8/9)
基本初手黒バドから展開し、ジガルデに積ませずに押し切る。
@1がルギアや黒バド、ザシアンの場合は初手黒バドでよくて、ホウオウの時だけ初手ランドにしていた。
ガオガエンがやや重いが、交代読みでマッドショットを打ち、捨て台詞読みでもう一度マッドショットを当てることで、次のサイクルを受からなくすることができる。
一応、こちら視点では、捨て台詞からジガルデ展開をされても、挑発で積みを拒否してランドバックでよいが、相手視点では黒バドがマッドショットで突っ込んできた場合、ジガルデで起点にして全抜き体制が整うので、捨て台詞が安定択になる、という理屈が通ると思っている。
実際ジガルデ軸のガオガエンと、黒バドの対面は、全対面捨て台詞を押されたので、再戦とかでなければこれで良いと思う。
また、ジガルデの起点になるラッキー、サンダーが選出できないため、机上論メタモンがつらいはずだったが、初手メタモンをそのまま倒させてくれたり、エスバの不意打ちでコピー黒バドを処理させてくれたりと何かとなんとかなった。
ジガルデ軸は不利寄りだと思っていたので、色々割り切ったプレイングをしていたら、運も味方して勝率が高くなった。
【苦手な相手】
・
勝率42%(5/12)
ある程度レートが上がると、ザシアンにスカーフオーガが突っ込んできてくれないし、そもそも裏から展開される場合も多く、安定しなかった。
当たった中では、ザシアン、日ネク、ゼクロム、ムゲンダイナ、ソルガレオと、様々な伝説枠と組まれており、型も珠、スカーフ、チョッキとで役割が変わるため、諦めて選出を一点読みするようなことすら許されないのが辛い。
オーガ受けを用意するか、オーガを誘い倒せるようなギミックを用意しないといけないと思う。
・
勝率46%(6/13)
特に壁展開が重く、壁ターンを枯らす役割としてサンダーやラッキーを選出したら、竜舞珠で吹き飛ばされたり、瞑想型で詰んだりして安定しなかった。
【感想】
伝説2体環境は、伝説のハイパワーで殴り合う単調な環境だと思っていましたが、伝説枠に選択肢が多く、竜王戦環境に比べだいぶ楽しめました。
8月がこのルールのラストシーズンとのことなので、せっかくなら今月も遊んでみようと思います。個人的に好きなルナアーラとか使ってみたいですね。
それではS32お疲れ様でした。
【剣盾S21使用構築】イベルダルマ攻めサイクル【最終1920/745位】
初めまして!もんつきと申します!
目標にしていたレート2000には届きませんでしたが、
最終3桁は達成できたので記念に記事を残そうと思います。
【結果】
TN もんつき
最終レート1920/745位
90勝55敗
【概要】
【構築経緯】
ダイマックスが無くなったことで伝説枠のポケモンを受け駒でみる構築が環境に多く、それらに対面合わせることで強引な崩しが可能な『鉢巻ガラルヒヒダルマ』が環境に刺さっていると思い、ここから構築を組み始めた。
伝説枠には、ヒヒダルマが苦手なウーラオスやゴリランダーに強い『イベルタル』を採用。「ザシアン」や「黒バドレックス」の上を取るためにこだわりスカーフを持たせた型で使用した。
イベルタルを使う以上相手の「ザシアン」を取り巻きで削る必要があるので、ゴツゴツメットを持たせた『ドヒドイデ』を採用することで引き先とし、これらを基本選出とした。
イベルタルを速い電気タイプ(スカーフサンダーなど)でみている構築に対しては、ヒヒダルマを安全に着地させることが難しいので、電気技に後出しして崩しを行える『ランドロス』を採用。
イベルタルミラーへの解答として『カプ・コケコ』、ムゲンダイナに対するクッションとなりつつゼルネアスに抗える枠として『ガラルヤドキング』を採用して構築を完成とした。
【コンセプト】
・ヒヒダルマの高火力を押し付けていく
・役割集中からイベルタルの一貫を作る
【個体詳細】
ガラルヒヒダルマ@こだわり鉢巻
特性:五里霧中
性格:意地っ張り
実数値:181(4)-206(+220)-76(4)-*-83(60)-143(220)
調整:
HD:臆病C252振りサンダーの熱風を最高乱数以外耐え
A:なるべく高く
S:準速90族+1
本構築の崩し枠。
対面サンダーのスカーフをケアせずに突っ張れるように、最低限の素早さを維持しつつ耐久調整を施した。
基本的にはイベルタルのとんぼ返りで対面操作しながら、受けに出てくるバンギラスやバルジーナとの有利対面を作って高火力を押し付けていく。
技構成はメインウェポンのつらら落とし、ドヒドイデやヒードランへの打点として地震、テッカグヤやエアームド意識のフレアドライブまでは確定で、あと1つはストーンエッジ、馬鹿力、とんぼ返りあたりから選択だが、ホウオウやヒトム入りにも強気に選出できるようにストーンエッジとした。
浮いているポケモンに対してヒードラン交代読みで地震を押すと気持ちよくなれる。
特性:ダークオーラ
性格:臆病
実数値:201-135-116(4)-183(252)-118-166(+252)
技構成:イカサマ/デスウィング/悪の波動/とんぼ返り
本構築の伝説枠。
環境トップのザシアンにタイプ上不利をとってはいるものの、イカサマが約5割入るので周りで削ってあげればザシアン軸にも選出していける。
ヒヒダルマが初手ウーラオスを強烈に誘うので、基本的にこのポケモンを初手において展開していった。
多少無理な後投げをしても上からデスウィングで殴りながら回復できるのが本当にえらい。
特性:再生力
性格:図太い
実数値:157(252)-*-224(+252)-73-163(4)-55
技構成:熱湯/どくどく/自己再生/トーチカ
ザシアン受けとしての採用。
ザシアンのきょじゅうざんに受け出して、「ゴツメ2回+ワイルドボルトの反動ダメ」でイベルタルのイカサマ圏内に入れることができる。ザシアンでドヒドイデの相手をしないプレイングをされると厳しいが、ザシアンはHPが半分あればイベルタルの不意打ちを耐えるからか、多くのザシアンがドヒドイデと心中してくれた。
黒いヘドロを持っていないが、こだわっているカイオーガの技を固定してから動けるようにトーチカ採用。
霊獣ランドロス@食べ残し
特性:威嚇
性格:腕白
実数値:193(228)-166(4)-156(+252)-*-101(4)-114(20)
技構成:地震/岩石封じ/ビルドアップ/身代わり
調整:
H:16n+1
B:なるべく高く
S:ミラー意識
このままだとイベルタルより速い電気タイプに電気技を打たれてるだけで構築が崩壊するので、電気技に受けだして逆に起点にできるポケモンとして、身代わりビルドアップランドロスを採用した。
ランドロスでランドロスをみている構築には一匹でゲームを終わらせるパワーがあったが、終盤はメタられていた印象で、あまり選出できなかった。
カプ・コケコ@オボンのみ
特性:エレキメイカー
性格:臆病
実数値:177(252)-*-106(4)-121(44)-116(164)-171(+44)
調整:
HD:臆病C252振り珠イベルタルの悪の波動をオボンの実込み3耐え
S:最速ウツロイド+1
C:余り
こちらのイベルタルに羽休めが無いことで、イベルタル同士の打ち合いに負けてしまうので、相手のイベルタルへのクッションとしてカプ・コケコを採用した。
火力のあるイベルタルは環境に少なかったので、耐久を削ってもう少しCに努力値を割いた方が良かったかもしれない。
ほとんどイベルタル入りにしか出さなかったが、ボルトチェンジからヒヒダルマを安着させたり、怒り挑発で役割集中を仕掛けたりと、出した試合はしっかり活躍してくれた。
ガラルヤドキング@突撃チョッキ
特性:再生力
性格:生意気
実数値:201(244)-85-100-132(12)-178(+252)-45
ムゲンダイナ入りに対するクッションとして採用。
ムゲンダイナが火力のある型だとヒヒダルマがワンパンされるので、ムゲンダイナに受けだして型を確認しつつ、みらいよちを絡めて対面操作していく。
対ゼルネアスはこのポケモンで突破を試みるため、耐久にがっつり努力値を割いている。
【選出と立ち回り】
- vs軸→+(or)
基本的に初手イベルタルから展開していって、相手の初手がザシアンの場合はとんぼ返り、そうで無い場合はザシアン交代にも刺さるイカサマを押していく。
- vs軸→+(or)
初手イベルタルのとんぼ返りから展開して、ヒヒダルマで崩しを行う。黒バドレックスは鉢巻水ウーラオスと組んでいることが多かったので@1にはドヒドイデを多く選出した。
黒バドレックスがスカーフの場合はイベルタルの後投げが複数回できないので、交換が読めるシーンは積極的に釣り出ししていった。
- vs軸→
初手ヒヒダルマ→一旦ヤドキングに引いてムゲンダイナの型を確認してから再度ヒヒダルマを出して崩しを狙っていく。
- vs軸→+(or)+(or)
初手カプ・コケコから展開して対面操作していく。攻め寄りな構築にはイベルタル、受け寄りな構築にはヒヒダルマで崩しを狙う。
- vs軸→
初手イベルタルのとんぼ返りでカイオーガを少し削ってあげると、ドヒドイデが潮吹きを2耐えするようになるので、雷にはヤドキングを、水技にはドヒドイデを投げることで対応ができる。と思っていたがこだわっていないカイオーガが一定数いてボコボコにされた。
- vs軸→(or)+
壁貼り要因がオーロンゲorいない時はカプ・コケコから、クレッフィorレジエレキの時はランドロスから展開していった。パーティに先制技持ちがいないので、ジオコンを積んだゼルネアスをヤドキングで突破する必要があるが、HP満タンのゼルネアスはヤドキングでは削りきれないので、ジオコンを積んでくるタイミングにコケコやランドで攻撃して多少削っておく必要がある。マッチングしたら負けくらいの気持ちでいたが、意外とこの立ち回りで拾える試合も多かった。
【感想】
ダイマックスが無いことで理詰めになる対戦が多く、個人的には楽しいシーズンでした。結果としては振るいませんでしたが、自分で一から考えた構築で最終3桁を取ることができ満足しています。機会があればもう一度このルールでレート2000を目指したいと思います。それではS21お疲れ様でした!